現代に一緒に戻ってきた沖田さんは、体が治ると現代の生活に馴染む為に、色々勉強している。
今日は現代の服装の勉強とゆうことで、二人で買い物に来ていた。
『○○さんは私にはどんな服が似合うと思いますか?』
沢山の服が並ぶ店舗の中で、沖田さんが楽しそうに聞いてくる。
(うーん…)
私はちょっと悩んでしまう。
沖田さんは背も高いし、剣術で鍛えていることもあってスタイルもいい、そして何よりかっこいいからきっと何でも似合ってしまう。
『沖田さんは素敵なので、きっと何でも似合うと思います。』
悩んだ挙げ句そう答えると、沖田さんがちょっと頬を赤くして微笑む。
『○○さん…嬉しいけれど、それでは答えになっていませんよ。』
沖田さんのはにかむ顔見て、私も赤くなる。
『そ、そうですよね。ごめんなさい。』
二人して赤くなりながら服を選ぶ。
何着か服を買って店を出ると、沖田さんがふと足を止める。
『どうかしましたか?』
沖田さんの視線の先を辿ると、ウエディングドレスが飾られたショップがある。
『あのお店はなんですか?』
沖田さんに尋ねられ、私は思わず赤くなってしまう。
『あのお店は…その…結婚式の為の衣装を扱っているお店です…』
私が答えると、
『行ってみましょう』
沖田さんは、にっこり笑ってそう言うと、私の手を引いてお店に入っていく。
『いらっしゃいませ』
店員さんがにっこり笑って出迎えてくれる。
『ちょ、ちょっと、沖田さん…』
私は慌てて沖田さんの腕を引っ張るけれど、
『ちょっと見せていただいてもいいですか?』
私の声なんて聞かずに店員さんに話しかける。
『どうぞ、ごゆっくりご覧ください。』
店員さんにそう言われ、沖田さんは嬉しそうにドレスを見始める。
『○○さん、これなんて○○さんに似合いそうですよ』
嬉しそうな笑顔で私にドレスを見せる。
『良かったら、ご試着なさいますか?』
店員さんのその言葉に沖田さんは笑顔で頷く。
(えぇっ!)
私は、あまりの展開に慌ててしまうが、店員さんに手を引かれて、試着室に入るのだった。
店員さんに手伝われながら試着していると、外から沖田さんと店員さんの話声が聞こえてくる。
『ご結婚はいつ頃のご予定ですか?』
『本当は今すぐにでもしたいんですけど、もう少し先になりそうですね。』
沖田さんの言葉に、私は思わず赤くなってしまう。
『そうなんですね。せっかくですから、彼氏さんもご試着されてみますか?』
『はい。』
沖田さんの嬉しそうな返事が聞こえて、隣の試着室に入る気配がする。
(沖田さんったら…)
私が赤くなっていると、試着を手伝ってくれている店員さんがにっこり笑って言う、
『愛されてらっしゃいますね。』
その言葉にますます私は赤くなってしまうのだった。
『さぁ出来ましたよ。』
店員さんに言われて顔を上げると、純白のドレスを纏った自分が鏡に映っている。
『さぁ、彼氏さんがお待ちかねですよ。』
店員さんに手を引かれて試着室を出ると、白のタキシードを着た沖田さんがにっこり笑って立っている。
(かっこいい…)
私がその姿に見とれていると、沖田さんがはにかんだ笑顔を見せる。
『○○さん、とっても綺麗です…』
沖田さんの言葉に頬が熱くなる。
『お、沖田さんこそ…とっても似合ってます…』
私が恥ずかしくて俯いていると、店員さんがカメラを持ってやって来る。
『せっかくですから、記念撮影しましょう。ほら、彼氏さん彼女に寄り添って下さいね。』
言われるままに沖田さんが私の側に立つ。
その時沖田さんが私の耳に囁く
『今は無理でも、いつかきっと…今日は練習ですね』
そして軽く私の頬にキスしたのだった。

後日、店員さんから送られてきたのは、私の頬に沖田さんがキスした瞬間の写真と照れた顔で二人寄り添って立つ写真だった。
私はその写真を見る度に、幸せな未来の約束に頬がゆるんでしまうのでした