*お出かけ*沖田side

明日は○○さんと出かける日。
土方さんや翔太くんも一緒だけど
待ち合わせから翔太くんが
乗り合わせる所までは
○○さんと2人きりで居られる。

何を話そうかな…
そんな事に想いを馳せながら
浅い眠りについた。

………

朝、目が覚めると
少し頭がぼんやりしていたが
胸は弾んでいるようだ。

準備を済ませ
待ち合わせ場所へと向かう。

少し早く到着したので
私の愛しい人の姿はまだいない。

(書でも読もう…)

○○さんから
借りた書物(文庫本)を開く。

「…さん?…沖田さんっ」

いつのまにか
熱心になりすぎていたらしく
私は○○さんの
声にはっと顔を上げる。

「すみません…つい夢中に…」
「いえ、お待たせしてすみません」
○○さんが頭を下げる。
「とんでもない、全然待っていませんよ、それにあなたを待つのは苦痛じゃない」
微笑んで○○さんを見つめると
彼女は頬を染めた。
本当に可愛い人。
このまま連れ去りたい。

私が黙っていたので
○○さんが口を開いた。
「じゃあ行きましょうか?」
「そうですね」
歩きはじめた彼女の手を取る。
「……!?」
「いけませんか?」
彼女は首を横に降って
手を優しく握り返してくれた。

電車の切符の買い方や
改札の通り方を教わり歩廊へ。

電車に乗ってからは
少し緊張したが○○さんと
話しているうちに
その緊張も自然と解れた。

外の景色を眺めていると
ふと肩に重みと温かみを感じた。
○○さんがうたた寝している。
思わず鼓動が早くなる。
罪作りな人だ…。
私もそっと彼女に寄りかかった。