みんなの視線が集まる中、私はバラの花を見つめて考える
(私のNo.1は…)
その時、扉が勢いよく開いて誰かが入ってきた。
入ってきた人は、まっすぐ私の前まで歩いてくると私の手からバラの花を奪って言う。
『このバラは、わてが頂きます。』
そう言って艶っぽい笑みを浮かべていたのは、俊太郎さんだった。
『俊太郎さん!?』
私が驚いて名前を呼ぶと、俊太郎さんが私を軽々と抱き上げた。
『キャッ!』
突然のことに驚いて俊太郎さんにしがみつくと、俊太郎さんがクスリと笑う。
『ほんまに可愛らしいなぁ』
そのまま扉に向かって歩き出す俊太郎さんに、高杉さんが声をかける。
『おいおい、古高。遅れてきて何勝手なこと言ってんだ?』
その言葉に俊太郎さんは足を止めて振り返ると、
『本命は遅れてくるもんですやろ?わて抜きで集まって、皆さんもお人が悪い…せやから、わては○○をさらいに来たんどす。』
そう言って、俊太郎さんはさっさと外へ出てしまった。
『あの…俊太郎さん。降ろしてもらえませんか?』
外に出てもまだ私を抱き上げたままの俊太郎さんに言うと、俊太郎さんはちょっと悲しげな顔で顔で言う
『○○はんは、わての腕の中はお気に召さへんのどすか?』
悲しげな顔で言われて、私は慌てて首を横に振る。
『あの…嫌っていうわけじゃないです…その、ちょっと恥ずかしくて…。それに、重たいでしょ?』
私がそう言って俯くと、俊太郎さんが頬に口づけして楽しそうに笑う。
口づけに驚いて顔をあげると、優しい眼差しの俊太郎さんが私を見つめている。
『そないなこと、あらしまへん。○○は捕まえてへんと、どこかに飛んで行ってしまわはるくらい軽いさかい。』
そう言って楽しそうに笑うと、また、頬に口づけをする。
『それに…○○はさらわれた、わての姫さんやさかい、大人しゅうわての腕ん中にいはればいいんどす。』
俊太郎さんの言葉に赤くなると、俊太郎さんが少し意地悪な声で言う。
『それとも、誰か別の旦那はんを選ばはるつもりやったんどすか?』
『そんなこと…!』
俊太郎さんの言葉に、否定しようと顔をあげると、今度は唇が触れ合った。
『その続きは、後でゆっくり聞くさかい、今は腕ん中で大人しゅうしとってください。』
真っ赤になってうなづくと、私はそのまま甘い夜へと連れさられてしまうのでした。

俊太郎さんに連れ出され、たどり着いたのは、豪華な日本家屋。料亭のようだった。
離れに通されると、奥の部屋に布団が敷かれているのを見つけて、心臓が音をたてる。
緊張していると、俊太郎さんがくすりと笑って私の耳元で囁く。
『あとで、ぎょうさん甘やかさしておくれやす』
耳に感じる吐息と俊太郎さんの言葉に赤くなってうつむくと、俊太郎さんに抱きしめられる、
『そないな可愛いらしい顔されたら…今すぐ甘やかしてしまいとうなります…』
そう言って優しく口づけらる。
『俊太郎さん…』
優しい口づけにうっとりしながら名前を呼ぶと、
俊太郎さんが首筋に唇をよせる。
舌先で首筋を舐められて、私は思わず声をもらしてしまう。
『…んっ…』
『可愛らしい声や…もっと鳴かせとうなる…』
耳元で囁かれて、今度は耳を舐められる。
私が、漏れてしまいそうになる声をおさえようと口に手をあてると、俊太郎さんにその手を絡めとられてしまう。
『あきまへん。我慢せんと可愛らしい声を聞かせておくれやす。』
そう言われ、再び首筋に舌先の感触を感じて、私はまた声を漏らしてしまう。
『…あっ…』
声を漏らした瞬間に、足の力が抜けて座り込みそうになると、俊太郎さんに支えられる。
俊太郎さんは、そのままゆっくり私を抱き上げて布団に運ぶと、優しく髪をなでながら言う。
『○○は、ほんま可愛いらしい…』
そう言って、額や頬に口づけを落としていく。
『…俊太郎さん…』
私が呼ぶと、口づけで口をふさがれてしまう。
何度も角度を変えながら、激しくなっていく口づけに、俊太郎さんの胸元を握りしめてしまう。
『わての腕ん中で鳴いておくれやす。』
口づけの合間にそう言って、俊太郎さんの手が胸元に滑り込む。
甘く痺れる刺激を与えられ、その夜私は、何度も俊太郎さんの腕の中で甘い声で鳴かされてしまうのでした