『○○は体育祭何に出るんだ?』
帰り道の途中翔太君に聞かれる。
『二人三脚だよ…私、運動苦手だから嫌だったんだけど…ジャンケン負けちゃって…』
私がため息混じりに言うと、翔太君がちょっと焦った顔をで言う
『二人三脚って…確か男女ペアじゃなかったっけ?』
『うん…そうだけど…』
私が答えると、翔太君はちょっと不機嫌そうな顔をする。
『○○…誰とペアなんだよ』
『えっと…田中君だけど、どうかした?』
翔太君の不機嫌な理由がわからず、私は困惑してしまう。
『明日、田中に言って代わってもらう』
翔太君の突然の言葉に驚いてしまう。
『えぇっ!なんで?』
『だって…二人三脚ってくっつくだろ…』
翔太君は小さな声でそう言うと、ぷいっと顔を背けた。
(やきもち?)
私が思わずクスッと笑うと、翔太君にギュッと肩を抱かれる。
『○○にくっついていいのは俺だけだから!田中には悪いけど、○○のペアは俺のもん!』
真っ赤な顔で言う翔太君に私は笑顔で頷くのでした。